ヘリカルCT検査

  • Facebook シェア
  • はてなブックマーク
  • LINE
  • Google+

ヘリカルCT検査ヘリカルCT検査は、従来のCT検査を改良した進化版です。

従来のCT検査では、撮影時間が20分ぐらいかかってしまい、その間呼吸することにより画像が若干ずれたり、撮影できなかった部分ができていました。

対してヘリカルCT検査では、撮影時間は20秒前後とかなり短縮され、より鮮明で立体的な画像を得ることができるようになりました。

これにより、従来のCT検査では発見が困難だった1cm以下の小さながんも、発見することが可能になりました。

ヘリカルCTの仕組みとメリット

CT
ヘリカルCT

ヘリカルCTと通常のCT(ノンヘリカルCT)の違いは、「リンゴの皮むき」で例えると分かりやすくなります。通常のCTでは、X線が体を一周することによって輪切り画像を作成します。

一周で撮影できる範囲は約1センチですので、たとえば30センチの肺を撮影する場合は、X線を30周させなくてはいけません。

つまりリンゴの皮むきでいうと、ナイフを一周させるごとに皮を落とし、それをすべての皮がむけるまで何度か繰り返すということになります。

しかもCT撮影では、1周ごとに患者さんは息を止める必要があるため、検査時間が20~30分と長くかかる上に、苦痛が大きい点がデメリットでした。一方ヘリカルCTは、リンゴの皮を一度も落とさず、つなげてむくのと似ています。

つまりX線がらせん状に体をまわりますので、一度の息止めだけで撮影ができるのです。そのため撮影時間が数十秒で済むようになった上、呼吸のムラによる画像のズレもなくなり、より鮮明な連続画像を得ることができるようになりました。

もちろんX線による被ばくの量も、ヘリカルCTのほうが少なく済みます。ヘリカルCTは、肺がん肝臓がんすい臓がん腎臓がん子宮がん膀胱がんなどのさまざまながんや、脳腫瘍・脳出血などの検査に活用されています。

特に早期の肺がんを発見するために、ヘリカルCTは大きく役立つといわれています。

肺がん検診として行われている胸部X線検査は、1センチ以下の小さな腫瘍を見つけることは難しい上、部位によっては心臓や横隔膜などに隠れて見えにくいのですが、ヘリカルCTなら数十秒の検査で死角なく撮影できますし、小さな病変も見つけやすいからです。

ですから喫煙習慣のある人は、定期的にヘリカルCTを受けるようにすると安心です。

  • Facebook シェア 0
  • はてなブックマーク はてブ 0
  • LINE 送る
  • Google+ 共有 0
関連記事

ページの1番上へ戻る