肺がんの予後と5年生存率~医学的な病状の見通し~

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予後

肺がんは通常、手術後約2週間~1か月程で退院できます。

人によっては約2か月後から仕事に復帰することも可能です。

しかし肺がんは再発の危険性が高く、再発の約80%が脳や骨、肝臓、副腎などの肺から離れた臓器へ転移する遠隔転移です。

肺がんが再発(遠隔転移)すると、以前の治療で行った抗がん剤や放射線が効きにくくなっているケースが多いため、以前よりも治療が難しいものとなります。その場合は抗がん剤の種類を変更したり再手術を行います。

肺がんの転移しやすい部位

肺がんの5年生存率

※ ステージとは、「がんの進行度合」という意味です。詳しくはこちらがんのステージ・病期・進行度

※ 5年実測生存率とは、「がんの治療を始めた人の中で5年後に生存している人の割合」という意味です。詳しくはこちらがんでよく使う5年生存率とは

※ 5年相対生存率とは、 「がんの人とがんではない性別と年齢が同じ人の5年後の生存率を比べた割合」という意味です。詳しくはこちら5年相対生存率とは

がんの種類 ステージ 5年実測生存率(%) 5年相対生存率(%)
肺腺がん I


IV
不明
80.3
44.0
21.5
5.9
58.5
48.6
88.2
49.0
23.9
6.4
65.5
53.5
肺扁平上皮がん I


IV
不明
58.7
44.0
18.1
2.5
26.2
32.2
70.1
51.2
20.7
2.9
32.4
37.5
肺小細胞がん I


IV
不明
50.0
29.4
17.5
2.6
20.0
16.4
58.1
33.7
19.8
3.0
24.4
18.7
・気管 I


IV
不明
73.9
42.3
19.7
4.4
45.5
39.1
82.9
48.2
22.2
5.0
53.2
43.9

※ 公益財団法人 がん研究振興財団「がんの統計'15」全国がん(成人病)センター協議会加盟施設における5年生存率(2004~2007年診断例)より引用

肺がんの5年生存率は、肺腺がん肺扁平上皮がん肺小細胞がん・肺・気管など種類によって異なります。

肺がんは日本のがんで亡くなる人の死因の第1位となっており、原因の8割以上が喫煙と考えられています。

肺がんはリンパ節へ転移することが多く、脳や骨髄へも転移しやすいので、治療が難しくなるケースが多いためです。

いずれにしても、肺がんはたとえ手術ができたとしても予後は厳しいということがいえます。それゆえ肺がんはがんでの死因第1位となっているのです。

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