喉頭がんの症状~こんな症状には要注意~

  • Facebook シェア
  • はてなブックマーク
  • LINE
  • Google+

2016.12.25

川本 徹

この記事の監修者

みなと芝クリニック 院長 川本 徹

喉頭は体外と近い場所にあり、日頃から喉が痛い、気持ち悪いといった喉の症状には気づきやすいものです。

喉頭がんも咽頭がんと同様でがんができた場合には症状に気づくことが多く、がんの中では比較的初期の段階から症状がでやすいがんで、早期発見できるケースが多いという特徴があります。

喉頭がんの代表的な症状は下記です。

  • 声のかすれ・声枯れ
  • のどの痛みや異物感
  • 血痰
  • 首のしこり
  • 呼吸がしにくい
  • 食べ物が飲み込みにくい(嚥下障害:えんげしょうがい)

喉頭がんは喉頭のどこにがんが発生するかによって、現れる症状が異なります。

スポンサーリンク

声門上がんの症状

喉頭蓋(こうとうがい)と呼ばれる食物を飲み込むときに気管に蓋をする器官の辺りにがんができると、声門上がんと診断されます。

声門上がんは声帯の上の方にがんができるため、声のかすれや声枯れなどの症状は現れにくいのですが、のどの異常を感じやすく、喉の違和感・異物感・喉の痛み・かゆみ・血痰などの症状が現れることがあります。

頸部リンパ節 (首のリンパ節)に転移をした場合は、首を指で触った時にしこりを感じることもあります。

声門がんの症状

声帯にがんができると声門がんと診断されます。

声帯は発声を担う重要な器官ですが、がんが声帯にできることで、初期の段階から声のかすれ・声枯れといった症状が現れます。

声門下がんの症状

声帯の下や気管の上部にがんができると、声門下がんと診断されます。

声門下がんは、喉の奥の方に位置するため、初期症状が現れにくいという特徴があります。

しかし空気の通り道である気管に近い部分のため、がんの腫瘍が大きくなると呼吸が苦しくなるといった症状が現れます。

喉頭がんは症状が出にくいがん

喉頭

喉頭がんでは、がんが声帯に発生した場合、声の異常などで比較的早期に発見されることがあります。

しかし声帯より上もしくは下にがんがある場合、必ずしも声に関する症状を呈してこないので、患者は無自覚のまま腫瘍が増大し、その影響で気道が狭くなって息苦しくなったり、食事がうまくできなくなることで、初めて発見される場合があります。

最も発生頻度の高い声門がんでは、ほぼ全ての患者にガラガラ声やざらざらと雑音が入るような声の異常が起こります。

声が出にくくなるなどの症状が1カ月以上続く時は喉頭がんの疑いがあります。進行すると呼吸困難を起こしたり、血痰がみられることもあります。

また、声門上がんはリンパ節転移が多く認められます。首のリンパ節が腫れて病院を受診したことで、声門上がんが発見されることもあります。

声門上がんでは、喉のいがらっぽさ、異物感、食べ物を飲み込む際の痛みなどの症状がみられます。頸部(首)のリンパ節が腫れることもあります。

がんが進行し、声帯に広がると声の異常がみられ、更に進行すると呼吸困難になったり耳に痛みが現れることもあります。

声門下がんは、かなり進行するまで目立った症状がないことから発見された時点でかなり進行していることが少なくありません。進行すると、声の異常、血痰、呼吸困難などの症状が現れます

スポンサーリンク

喉頭がんの末期症状

喉

喉頭がんは、がんの中でも比較的早い段階で発見されやすいがんですが、それでも初期症状に気付かずに過ごしてしまったり、治療を始めたものの、がんがどんどんと進行してしまったりすることがあります。

そして、がんが進行してしまうと、末期症状が現われるようになります。

末期の喉頭がんの代表的な症状としては、嚥下(えんげ)障害や呼吸困難があります。

嚥下障害とは、口に入れたものを飲み込むのが難しくなることをいいます。喉頭がんが進行すると、腫瘍が咽頭に広がるので、食べ物が喉を通りにくくなるのです。

また、腫瘍によって気道が塞がれることから呼吸困難が生じるようになります。

呼吸困難が悪化すると、気管を切開して管を挿入し、そこから換気が得られるようにしますが、気管切開後は声が出なくなってしまいます。

さらに、がんの末期には気管切開などしなくても、声が出せなくなってしまうことがあります。

末期には喉頭がんが遠隔転移することも!

通常、がんが進行するとがんの転移がみられるようになります。しかし、喉頭がんはがんの中でも転移がみられにくいがんとして知られています。

ただ、末期の喉頭がんについては、がんが進行することでがんが転移することはあります。

声門がんだと食道や咽頭、甲状腺といった周辺組織に浸潤がみられるようになります。

声門にはリンパ管があまり通っていないため、リンパ節への転移はあまりみられません。

声門上がんや声門下がんの場合は、リンパ管が多く通っているために、頸部リンパ節への転移がよくみられます。

リンパ節に転移がみられると、そこから肺へと転移がおきます。肺に転移がみられると、肺がんと同様の症状、つまり、咳や呼吸困難、痰、血痰、体重減少などがみられるようになります。

そして、さらに悪化すると、肺から脳にも遠隔転移を起こすことがあります。

しかし、多くの場合、喉頭がんは初期段階で異変に気付きやすいがんなので、早期に治療を行うことができればここまで悪化することはあまりありません。

ですから、喉の調子がおかしいとか声がかれるといった症状が出た場合は、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

参考文献

  1. 国立がん研究センター がん情報サービス | 喉頭がん
  2. がん研有明病院 がんに関する情報 喉頭がん
  3. 国立がん研究センター がんの統計’15
  4. 慶應義塾大学病院 KOMPAS | 喉頭がん
  5. その他

がんとわかる前にがん保険を検討しよう!

がん保険はがんになってからでは加入できません。またがん保険は医療保険と違い、持病や既往歴があっても問題ないケースが多いのが特徴です。

がんになった際の治療費が心配な方は、がんになる前に一度資料請求をして検討してみるとよいでしょう。

FPが選ぶおすすめがん保険人気ランキングの1位と2位をご紹介しておきます。

  • Facebook シェア 0
  • はてなブックマーク はてブ 0
  • LINE 送る
  • Google+ 共有 0
関連記事
応援

下記団体の活動を応援しています。

がんの臨床試験(治験)募集!
COMLの電話相談
Minds医療情報サービス
キャンサーペアレンツ

ページの1番上へ戻る