喉頭がんの検査・診察・診断

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2017.1.1

喉頭がんの検査には下記のような検査があります。

  • 喉頭鏡・ファイバースコープ(内視鏡)
  • 生検
  • X線検査・CT検査・MRI検査
内視鏡

喉頭がんの検査では、まずは喉頭鏡(こうとうきょう)と呼ばれる先端に鏡がついた器具を口から挿入し、医師が直接目で見て視診を行います。

見えにくい場合は、ファイバースコープ(内視鏡)により詳しく調べます。口から挿入する方法と鼻から挿入する方法があります。

いずれにしても喉頭は口から距離が近いため、疑わしい病変がある場合、容易に発見することが可能です。このことが、喉頭がんが早期発見しやすい理由の1つとなっています。

検査の結果疑わしい病変が見つかった場合には、局所麻酔を行い、病変の一部を採取し顕微鏡で調べる生検を行います。生検によりできた病変ががんであるかどうかの確定診断ができます。

場合によっては全身麻酔を行い、手術により喉頭の一部を切開し病変組織を採取する方法をとることもあります。

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X線検査・CT検査・MRI検査

喉頭がんは首のリンパ節(頸部リンパ節)や食道・咽頭・口腔など、周辺の器官や組織に転移するケースが多いため、がんの広がりや転移の有無を確認するために、X線検査・CT検査・MRI検査などの画像検査を行います。

喉頭がんのX線検査

喉頭がんでは、バリウムを使ったX線検査(食道造影検査)を行なうことがあります。バリウムを飲んでからすぐにX線撮影するというもので、胃がんや食道がんなどを見つけるために行なわれることの多い検査です。

喉頭がんは、進行すると食道のほうにも広がることがあるため、この検査が役立ちます。

また食道造影検査は、喉頭がんを疑うためにも役立つことがあります。

バリウムは、食道を通って胃に入るため、食道ではなく気管のほうとつながっている喉頭には、通常は流れ込むことはありません。

しかし、もしこの検査でバリウムの一部が気管に流れているのを確認できた場合、「誤嚥」があると判断され、喉頭の異常を疑う目安となるのです。

つまり、喉頭がんそのものを見つけるためというより、がんによる嚥下障害を発見するための検査になります。

同じ意味で、喉頭がんの術後に嚥下機能を確認する目的で、食道造影検査が行なわれることもあります。

喉頭がんのCT検査

CT検査は、体のさまざまな角度からX線を照射することで、体の断面画像を描き出す検査です。がんの精密検査として、広く実施されています。

喉頭がんの場合は、おもに「頭頸部CT検査」が行なわれます。体の内部の様子が見えますので、首のリンパ節などの周りの組織に、がんがどれだけ浸潤しているのかを確認することが可能です。

また、より鮮明な画像を得るために造影剤を使うこともあります。

X線を使うため、多少の医療被ばくはありますが、転移の状況を調べるためには必須の検査の一つです。時間はあまりかからず、5~10分程度で終わります。

喉頭がんのMRI検査

MRI検査も、CTと同じく体の断面画像を描く検査ですが、X線ではなく強い磁気を使いますので、被ばくがない点がメリットです。ただし、体に心臓のペースメーカーなどの金属が入っている方は受けることができません。

MRIは、CTと違って骨が邪魔にならないため、骨の近くも確認しやすい点もメリットです。ただし、MRIはCTよりも検査時間が長く、20~30分ほど横になっている必要があります。

また、磁力を発生させるためにガンガンとうるさい音がする点が少しネックです(病院によっては、耳栓を使ったり、音楽を流したりすることもあります)。

がんでは多くの場合、CTとMRIのどちらも併用して、転移の状況をくわしく調べることが一般的です。

そのデータをもとに、どのような治療ができるのか、手術が可能な場合はどれぐらいの切除範囲になるのかを検討します。

喉頭がんと診断されるまで

検査

喉頭がんの診断には、耳鼻咽喉科や頭頸部外科を受診したときに行われる視診と、病変の組織を採取して行われる組織診断があります。

視診は、喉頭鏡という小さな鏡を口の中に入れ、患者に声を出してもらいながら喉頭を観察し、腫瘍などがないかを確認します。

組織診断は、太めのファイバースコープで細かな部位まで観察し、鉗子を使って病変の一部を採取します。これを顕微鏡で調べ、がんかそうでないかを診断します。

組織を採取する際には全身麻酔を用いることもあり、その場合は1日~数日の入院が必要となります。

また、声帯の振動の状態を観察し状態を把握する為の「喉頭ストロボスコピー」という検査装置を使用した検査が行われる事もあります。

人間の声は気管の入り口にある声帯という部分が振動することにより、音(つまりは声)を出します。声帯の振動は、通常1秒間に100回以上起こっており、目で確認することはできません。

喉頭ストロボスコピーは、喉頭ストロボスコープと呼ばれる装置をつかい、高速の点滅光を利用して声帯振動をスローモーションで観察し、声がれなどの原因となる振動の異常を調べる検査です。

スローモーションで声帯振動を見ることで、声帯の一部がなんらかの原因で硬くなったり、左右の声帯に重さや張りの違いが生じて起こる不規則振動を詳しく検査することができます。

特に喉頭がんで起こる声帯粘膜の硬化の早期発見などに威力を発揮しています。

参考文献

  1. 国立がん研究センター がん情報サービス | 喉頭がん
  2. がん研有明病院 がんに関する情報 喉頭がん
  3. 国立がん研究センター がんの統計’15
  4. 慶應義塾大学病院 KOMPAS | 喉頭がん
  5. その他

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