喉頭がんのステージ・病気の進み方・悪化の仕方

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声門がんのステージ

喉頭がんは声帯の上部・声帯・下部のいずれかにがんができますが、最初にできた原発部位から少しずつ浸潤し、喉頭内に広がります。

さらに進行すると、喉頭を越えて頸部リンパ節・食道・咽頭・甲状腺などの周辺の器官に広がります。さらに遠い距離にある臓器に遠隔転移することもあります。

喉頭がんのステージ・進行度

喉頭がんのステージ(進行度)は、がんの広がり・転移の有無により、下記のように分類されます。

喉頭がんの種類(声門上がん・声門がん・声門下がん)により、分類法が異なります。

声門上がんのステージ分類

ステージ 状態
ステージI できたがんが声門上部に留まっている
ステージII できたがんが声門上部を越えて広がっている
ステージIII がんが広がっているが喉頭内に留まっている。又は、頸部のリンパ節に3cm以下の転移が一か所ある
ステージIV がんが喉頭を越えて、食道・咽頭・気管・甲状腺などにまで広がっている。又は、頸部のリンパ節に6cm以上の転移が複数個所ある(IVa期)がんが遠隔転移している(IVb期)

声門がんのステージ分類

ステージ 状態
ステージI できたがんが声門の片側に留まっている(Ia期)がんが声門の両側に留まっている(Ib期)
ステージII がんが声門を越えて浸潤している
ステージIII がんが広がっているが喉頭内に留まっている。又は、頸部のリンパ節に3cm以下の転移が一か所ある
ステージIV がんが喉頭を越えて、食道・咽頭・気管・甲状腺などにまで広がっている。又は、頸部のリンパ節に6cm以上の転移が複数個所ある(IVa期)がんが遠隔転移している(IVb期)

声門下がんのステージ分類

ステージ 状態
ステージI できたがんが声門下部に留まっている
ステージII できたがんが声門下部を越えて浸潤している
ステージIII がんが広がっているが喉頭内に留まっている。又は、頸部のリンパ節に3cm以下の転移が一か所ある
ステージIV がんが喉頭を越えて、食道・咽頭・気管・甲状腺などにまで広がっている。又は、頸部のリンパ節に6cm以上の転移が複数個所ある(IVa期)がんが遠隔転移している(IVb期)

現在の喉頭がんの状態がどのステージに分類されるかによって、どのような治療を行うのか、喉頭は温存できるのかなどが変わってきます。

喉頭がんは部位によってステージ分類が異なる

喉頭

喉頭がんの原発巣は、がんの進行程度により分類され、頸部リンパ節は大きさや個数によって分類されています。

病期は、がんがどこまで広がっているかを示すT因子、リンパ節転移があるかどうかのN因子、別の臓器への転移があるかどうかのM因子に分類され、これをTNM分類と呼びます。

喉頭がんは声門がん、声門上がん、声門下がんの3つに大別され、T因子が表しているがんの範囲はそれにより異なります。喉頭がんはこのTNM分類に基づいて、病期を判定します。

T因子とN・M因子のうち、症状が重い因子のステージがその患者の病期(ステージ)とされ、がんの広がりとリンパ節への転移、その他臓器への転移を総合判断してⅠ~Ⅳ期に分けられます。

そのうちⅠ、Ⅱ期は早期がん、Ⅲ、Ⅳ期は進行がんとなります。喉頭がん患者の過半数ほどは早期がんと診断されています。

声門がんは、2枚の声帯のうちの片方の上皮細胞からがんが発生します。声帯にはリンパ節が少ないため、リンパ節への転移はほとんどありません。

声門上がんは、声門状部の組織に発生し、しばらくはそこに留まり、やがて声門を含む広い範囲に湿潤していきます。声門上部の組織にはリンパ節が多いため、頸部リンパ節に転移しやすくなります。

声門下がんは、声門下部の組織から発生します。それがやがて声帯に広がり、甲状軟骨を越えて外の組織にまで湿潤します。声門下部にもリンパ節が多いため、リンパ節転移の可能性があります。

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