膀胱がんの種類と分類

  • Facebook シェア
  • はてなブックマーク
  • LINE
  • Google+

2017.1.1

膀胱がんは、がんが膀胱のどこにできるか、どのようなでき方をしているのかによって、以下の3種類に分類されます。

  • 表在がん(乳頭がん)
  • 浸潤がん(非乳頭がん)
  • 上皮内がん
表在がんと浸潤がん

表在がん(乳頭がん)

膀胱の内側は移行上皮と呼ばれる粘膜に覆われていますが、この移行上皮にがんが発生する移行上皮がんが、膀胱がんの約90%を占めます。

移行上皮がんの内、がんが膀胱の粘膜にちょうど野菜のカリフラワーのように突起状(乳頭状)に発生すると、表在がん(乳頭がん)と分類されます。

見た目はがんがイボのように突き出ているのですが、根の部分は浅くそれほど浸潤していないので、悪性度は低い傾向にあります。また、根が浅いので転移を起こすことがほとんどないという特徴があります。

がんが深く浸潤していないので、内視鏡による治療が可能であるケースが多いです。

浸潤がん(非乳頭がん)

浸潤がんは見た目はがんの表面が盛り上がっており、膀胱内の粘膜の上を広がっています。

浸潤がんの場合は見た目よりも深く浸潤しているケースが多く、転移をしやすく悪性度も高いという特徴があります。

膀胱を摘出する外科療法や、放射線療法、化学療法が必要になります。

上皮内がん

上皮内がんは、見た目はほとんど正常な細胞と同じような感じなので、異常に気付きにくいのですが、実は悪性度の高いがんで、粘膜内を深く浸潤します。

異常に気付かず放っておくと、悪性度の高い浸潤がんに発展するケースもありますが、上皮内がんは少数です。

膀胱にできたがんが上記のどの種類に属するかによって、治療法が異なってきます。

悪性腫瘍の種類

移行上皮がん

移行上皮がんは、膀胱のもっとも内側の組織層にある細胞から発生するがんです。これらの細胞は、膀胱が満杯のときには伸び、空になったときには縮むことができます。

膀胱がんのほとんどがこの移行上皮細胞から発生します。大部分は乳頭がんで、表在性、高分化型であり、膀胱の外側に向かって増殖する傾向があります。

扁平上皮がん

膀胱がんのなかでもあまり一般的でなく、寄生虫感染または慢性的な粘膜刺激の後に膀胱内に形成される薄くて平坦な扁平上皮細胞から発生するがんです。

非乳頭がんで湿潤性に広がります。広基性腫瘍の場合は悪性度が高く、早期に湿潤し転移する場合があるので注意が必要です。

腺がん

長期間に渡ってアレルギーや炎症等が発症し続けたあとに膀胱の中に発生する可能性のあるがんで腺細胞中に発生します。原発腫瘍として起こる場合もありますが、腸管がんからの転移を反映する場合もあります。

腺がんは、尿膜管由来か、非尿膜管由来かのいずれかですが、後者のタイプは一般的に、慢性的な刺激による移行上皮細胞のなかの異常細胞から発生すると考えられています。

肉腫

稀に発生します。主に子供の膀胱がん患者に多くみられ、10歳未満の小児に多い横紋筋肉腫の場合は手術で腫瘍を切除しても、再発しやすいと言われています。

  • Facebook シェア 0
  • はてなブックマーク はてブ 0
  • LINE 送る
  • Google+ 共有 0
関連記事
がんの闘病記・治療体験談

ページの1番上へ戻る