甲状腺がんの原因とリスク

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2017.1.1

甲状腺がんは下記のようなことが原因とリスクになると考えられています。

  • 放射線の被曝
  • 遺伝
  • ヨードの摂取不足

甲状腺がんの原因は、まだはっきりとわかっているわけではありませんが、放射線の被曝が原因の1つであると考えられています。

放射線の被曝

放射線

1986年に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故により、原発周辺に住んでいた住民に甲状腺がん患者が多発しました。特に小児の甲状腺がんが増加しました。

日本でも福島第一原発の事故により、放射線被ばくが確認されていますが、今後周辺住民の甲状腺がんが増えるのではないかと懸念されています。

また、レントゲンや放射線治療を行った場合も、発生頻度が高くなるといわれています。特に小児に発生しやすいとされています。

遺伝

遺伝

他の原因としては、遺伝が考えられています。

特に甲状腺がんが髄様がんに分類される場合は、遺伝性があると考えられています。家族性甲状腺がんといいます。髄様がんの内、約40%が家族内にも発生します。

家族性甲状腺がんの場合には、がんの腫瘍が甲状腺内に1個ではなく複数多発するケースが多いので、特に注意が必要です!

ヨードの摂取不足

ヨードというのは、主に海藻に含まれる栄養素で、甲状腺がホルモンを分泌するための材料になっています。

このヨードの摂取量が少ないと、甲状腺に悪性度の高い腫瘍(がん)が発生しやすくなります。

日本は海に囲まれ昆布などの海藻を日常的に摂取する機会が多いため、甲状腺がんの中でも悪性度の低い乳頭がんが多い(約90%)のです。

しかしヨードをたくさん摂取すれば甲状腺がんの予防になるというわけではなく、摂りすぎても逆にホルモンの分泌量が減少しますので、あくまでも適量が最適とされています。

甲状腺がんのリスク因子

甲状腺がんの発生原因は、いまだはっきりとわかっていません。髄様がんはがん遺伝子とも言われるRET遺伝子の変異が原因と考えられており、家族性に発症すると言われています。

また、髄様がん以外では広島や長崎の原爆被爆地周辺の住人に甲状腺がんの患者が多発したことから、放射性ヨウ素に誘発されることがわかっています。

それ以外の原因としては、あくまでリスク因子としての域を出ず、今後の原因追究が待たれます。

甲状腺がんのリスク因子としては、

  • 年齢が25~65歳までである
  • 女性である
  • 幼少時に頭頸部への放射能療法の治療歴がある
  • 幼少時に頭頚部への原爆被爆の経験がある
  • 今現在、頭頸部に頻繁な放射能療法を行っている
  • 甲状腺腫(甲状腺肥大)の既往歴がある
  • 甲状腺疾患または甲状腺がんの家族歴がある
  • ヨウ素(ヨード)摂取不足
  • アジア系人種である

上記のような要因がリスク因子として挙げられていますが、上述の通り原因に関しては不明な点も多いのが現状です。

リスク因子があるからといって、必ずしもがんが発生するとは限りませんし、リスク因子がないからといって、がんになる心配がないわけでもありません。

リスクを持つ可能性がある人は、定期的な受診を行い、早期発見に努めましょう。

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