甲状腺がんの検査・診察・診断

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2017.1.1

甲状腺がんの検査には下記のような検査があります。

  • 触診
  • 腫瘍マーカー検査
  • 超音波検査
  • 穿刺吸引細胞診
  • X線検査・CT・MRI検査

甲状腺がんの検査・診断では、上記の触診・超音波検査・穿刺吸引細胞診を組み合わせて診断します。

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触診

首

甲状腺がんでは、甲状腺にできたがんが首のリンパ節に転移することで、触ると首に硬いしこりが確認できるケースが多いです。

そのため甲状腺がんの触診では、医師が直接首を触ってしこりの有無や硬さ、しこり表面の凹凸などを検査することで、がんの疑いがあるかどうか約70~90%までは診断がつきます。

腫瘍マーカー検査

腫瘍マーカー検査とは血液検査の一種ですが、甲状腺がんの種類が髄様がんである場合には、血液中のCEAやカルシトニンの濃度が上昇します。

しかし腫瘍マーカー検査は、がんができていたとしても濃度が上昇しない場合もあるため、診断材料の1つとして用いられます。

超音波検査

エコー

甲状腺がんの初期診断で触診と共に重要なのが、超音波検査です。

首にゼリーを塗りプローブと呼ばれる検査器具から超音波を当てることで、甲状腺にできた腫瘍の内部・大きさ・広がり具合がわかります。

超音波検査では、触診ではしこりが確認できない場合でも、がんの腫瘍を発見することができます。

穿刺吸引細胞診

穿刺吸引細胞診では、疑わしい病変部位に針を挿し、病変の一部を採取して顕微鏡で調べる生検を行います。この細胞診により約95%ががんであるかどうか診断できます。

X線検査・CT・MRI検査

CT

甲状腺がんはリンパ節をはじめ、肺や骨など甲状腺から遠い臓器や組織へ転移するケースも多いという特徴があります。

そのため甲状腺がんが疑われる場合には、X線検査・CT・MRI検査などの画像検査により、転移の有無やがんの広がり具合など、全身をくまなく調べ上げます。

甲状腺は身体の外から浅い部分にあり、触診や超音波検査など発見率が高い検査方法が確立されていますので、検査さえ受ければ早期に発見することも十分に可能です。

甲状腺がんの種類別検査方法

乳頭がん

乳頭がんの診断は、触診、超音波検査、細胞診によって比較的容易で、他に血液検査で甲状腺機能などをチェックしておきます。

腫瘍が大きい場合などは、頸部CTやMRI、内視鏡検査が使われ、遠隔転移の心配がある場合は、肺CTやシンチグラフィの検査を追加で行うこともあります。

濾胞がん

濾胞がんの診断は、乳頭がんと同様超音波検査と細胞診、血液検査によって進めていきます。

しかし、濾胞がんは甲状腺にできる濾胞腺腫や腺腫様甲状腺腫などの良性のしこりとの区別が難しいため、最終的には手術で摘出した腫瘍を顕微鏡検査で詳しく分析して、初めてがんだと診断されることも多いです。

濾胞がんか良性のしこりか判断が難しい場合は、念のため肺や骨に転移が起こっていないかCTやシンチグラフィで調べてみるという方法をとるケースもあります。

髄様がん

髄様がんの診断は、超音波検査、細胞診の他、血液検査でCEA(がん細胞が増殖している組織内で作られるタンパク質の一種)、カルシトニン(カルシウム調節ホルモンの一種)が上昇することで確実に判断することができます。

髄様がんであるとわかった際は遺伝子検査も行われ、遺伝性が疑われる場合は副腎や副甲状腺などの検査も必要になります。

未分化がん

未分化がんの診断は、多くは急激に大きくなる頸のしこりで気付かれます。しこりの他、声がかすれる、息苦しい、嚥下困難など甲状腺の周囲への強い圧迫、湿潤が原因となる激しい症状を伴うことが多いです。

しこりの周辺に炎症が起き、皮膚が赤くなったり、発熱や疲労感、体重の減少といった全身症状を伴うこともあります。

細胞診や頸部CT、MRIなどの画像診断の他、生検や遠隔転移を確認するための肺CT、ガリウムシンチグラフィなどによるチェックも行われます。

悪性リンパ腫

悪性リンパ腫の診断は、細胞診に加え、組織生検が行われます。悪性リンパ腫と診断されたら、各種検査で体の他の部分に広がっていないかどうかを検査します。

参考文献

  1. 国立がん研究センター がん情報サービス | 甲状腺がん
  2. 公益財団法人 日本医療機能評価機構 Minds 甲状腺腫瘍診療ガイドライン 2010年版
  3. がん研有明病院 がんに関する情報 甲状腺がん
  4. 国立がん研究センター がんの統計’15
  5. 慶應義塾大学病院 KOMPAS | 頭頚部がん
  6. その他

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