上顎洞がんの種類と分類

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2017.1.1

上顎洞

鼻にできるがんは、鼻腔がん・上顎洞がん・篩骨童がん・前頭洞がん・蝶形洞がんといくつか種類がありますが、その大部分(約90%)を占めるのが、上顎洞がんです。

また、上顎洞がんの内のほとんどが、一番上の粘膜である扁平上皮からがんが発生する扁平上皮がんです。

上顎洞がんは進行の仕方によって種類が分けられる

上顎洞がんは進行の仕方によって、内方進展型・上方進展型・下方進展型・前方進展型・後方進展型に分けられ、それぞれ症状の出方や特徴が異なります。

内方進展型

鼻づまりや鼻からの出血。治療しやすく予後が良い傾向がある。

上方進展型

眼窩(目のくぼみ)にがんが広がるので、視力障害や眼球が突出してくる。治療しにくく予後が悪い傾向がある。

下方進展型

上あごにがんが広がるので、上の歯が浮いてくる。治療しやすく予後が良い傾向がある。

前方進展型

顔の頬の腫れがみられる。治療しやすく予後が良い傾向がある。

後方進展型

脳と上顎洞の境にある骨を破壊し、がんが脳に進行することで、さまざまな脳機能の障害が起きる。治療しにくく予後が悪い傾向がある。

Ohngren線を基準に型が分類されます

上顎洞がんは、Ohngren(エーングレン)線という内眼角(いわゆる眼頭部分)と下顎角(下顎の端)を結んだ線を基準として、正面からみたときにその線より内方、側外。

側面からみたときにその線を基準に、前方、後方、上方、下方と分け、そのどの位置に上顎洞で発生したがんが進展していったかで6つの型に分類されます。

このOhngren線からどの方向に進展したかで予後が左右され、基本はこの線より上方向にがんが進展した場合は予後不良であり、下方向にがんが進展した場合は予後が良好とされています。

進展した方向によって、その先にある神経や組織に影響することが多く、がんが進行するに伴って頭痛や歯痛などの痛み、複視や眼球突出などの眼の異常、開口障害や三叉神経痛や知覚障害などの神経に関わる異常など、様々な症状が起きるようになります。

内方への進展の場合は鼻詰まり、鼻血、涙がでるといった花粉症などのアレルギー反応に似た症状なので、そのまま放置されてしまうことが多く、下方への進展で歯痛などが起きた場合も、虫歯などと思い違いをしてしまうことがあります。

そのため、それ以上の進行症状が出て初めて上顎洞がんと診断されても、その頃にはがんがかなり進行してしまっているというケースが多くなっています。

参考文献

  1. がん研有明病院 がんに関する情報 上顎がん
  2. どい耳鼻咽喉科 上顎洞がんについて
  3. がんプロ.com 上顎がん
  4. 国立がん研究センター がんの統計’15
  5. 慶應義塾大学病院 KOMPAS | 頭頚部がん
  6. その他

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