上顎洞がんのステージ・病気の進み方・悪化の仕方

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2017.1.1

ステージ

上顎洞にできたがんは、進行するにしたがって周囲の組織に深く浸潤していき、上顎洞を覆っている骨や眼窩・脳・頭蓋底・咽頭にまで広がります。

頸部リンパ節への転移は、約15%~30%と比較的少ないとされています。

上顎洞がんのステージ・進行度

上顎洞がんのステージ(進行度)は、がんの広がりにより、下記のように分類されます。

ステージ 状態
ステージ0 がんが粘膜のもっとも浅い扁平上皮のみに認められる
ステージI がんが上顎洞内の粘膜内に留まっている
ステージII がんが上顎洞周囲の骨には達しているが、それ以上に広がっていない
ステージIII がんが上顎洞周囲の骨を越えている、又は頸部リンパ節へ3cm以下の転移が認められる
ステージIV 頸部リンパ節への転移が複数個所あり、眼窩・脳・頭蓋底・咽頭などにまで広がっている

ステージI・Ⅱ期では、放射線療法と外科療法を併用します。

ステージIII・IV期では、外科療法・放射線療法・化学療法を併用します。(3者併用療法)

いずれの場合も、できるだけ上あごや眼球を摘出せず温存できるような治療法が選択されます。

上顎洞がんが悪化した場合の危険性

上顎洞

上顎洞がんが進行していく、がんの広がりによって病期(ステージ)はⅠ期からⅣ期まで分類され、Ⅳ期も、ⅣA期とⅣB期に分けられます。

ⅣA期は、上顎洞がんと同じ側の頸部リンパ節へ3cm以上6cm以下の腫瘍の転移を1つ認める、もしくは上顎洞がんの対側を含めた頸部リンパ節に6cm以下の腫瘍の転移を複数認めることができ、さらにがんが上顎洞、上顎洞周辺の骨、頭蓋底、眼窩、篩骨洞、皮下組織のいずれかの場所に存在している場合。

複数の頸部リンパ節へ6cm以下の腫瘍の転移が認められ、さらにがんが目、頬の皮膚、前方部分の頭蓋底、下顎、蝶形骨洞、前頭洞のいずれかにまで広がっている場合。

ⅣB期は、腫瘍の大きさが6cmを越える頸部リンパ節への転移が認められた場合。 眼窩の後ろ部分、脳、側方部分・中央部分の頭蓋底、咽頭上部のいずれかまで腫瘍が広がっている場合。

以上に分けられます。Ⅳ期までがんが進行していると、顔が腫れ、腫瘍が頬骨を破るほど増殖しているため、激しい痛みが伴います。

この段階で手術を行い腫瘍を摘出するにしても、上顎全体を摘出しなければならない可能性が非常に高くなります。

また、この段階までがんが進んでいると、腫瘍や腫瘍からの出血により脳が圧迫されていることが多く、治療後も脳に障害が残る可能性も高くなります。

参考文献

  1. がん研有明病院 がんに関する情報 上顎がん
  2. どい耳鼻咽喉科 上顎洞がんについて
  3. がんプロ.com 上顎がん
  4. 国立がん研究センター がんの統計’15
  5. 慶應義塾大学病院 KOMPAS | 頭頚部がん
  6. その他
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