耳のがんの予後と5年生存率~医学的な病状の見通し~

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2017.1.1

予後

耳のがんは耳介や外耳など耳の浅い部分にがんができた場合には、予後が良い傾向がありますが、耳の奥の中耳や内耳にがんができた場合には、予後が悪い傾向があります。

これは、耳の奥の方には三半規管や顔面の神経など重要な器官がたくさんあるため、手術が難しいケースがあるためです。

耳のがんは症例数が非常に少なく、報告されるデータにもバラつきが大きいため、ステージ別の5年生存率は確立されていないのが現状です。

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耳のがんの5年生存率

がんの種類 分類 5年生存率(%)
耳下腺腫瘍 高悪性度 粘表皮がん(高悪性型)・腺がん(高悪性型)・腺様嚢胞がん(充実型)・唾液腺導管がん・多形腺腫由来がん(浸潤型)・扁平上皮がんなど 50%以下
低悪性度 粘表皮癌(低悪性型)・腺房細胞がん・基底細胞腺がんなど 50〜85%
中間型悪性度 上記以外の各種がん 85%以上

※ MedicalNote 耳下腺腫瘍とは より引用

治療をどう評価する?

「予後」という言葉に聞き慣れない方もいるかもしれません。予後というのは、日常的な言葉ではなく、医学的な言葉で手術などの治療の後、どれくらい明るい見通しが持てるかどうかということを指します。

予後が良い、といえば、長く生きられそうだ、ということや、後遺症に悩まされることなくいけそうだ、ということになり、予後が悪いとなれば、長く生きられるかどうかわからない、ということや、後遺症に悩まされるかもしれない、ということになります。

耳のがんで外耳など浅い部分のがんについては比較的予後が良いようです、という言い方がされるときには、治療の後の状況が良い場合が多く、どうやらその後も元気に生きていけそうだということになります。

一方で、耳のがんの中耳、内耳の深い部分については比較的予後が悪いようです、という場合は、治療の後あまり長く生きている人がいなかったり、あるいは治療後に生きてはいるものの後遺症に悩まされるということがあるかもしれない、ということを意味します。

五年生存率については、メジャーながんであれば、同じ性別、同じような年齢、同じようなステージである治療を受けた後どれくらいの人が五年後も生きているかがわかります。

しかし耳がんはレアなので、この点はわかりません。データが少ない、ということはたとえ専門家の医師であってもそもそもの判断材料がないということになりますから、はっきりしたことは何も言えないのです。

参考文献

  1. 国立がん研究センター 希少がんセンター 聴器がん
  2. 岡山大学 聴器がん
  3. 徳島大学病院 耳鼻咽喉科
  4. 国立がん研究センター がんの統計’15
  5. 慶應義塾大学病院 KOMPAS | 聴神経腫瘍
  6. その他

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