乳がん手術後(治療後)の注意点

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2017.3.5

小関 淳

この記事の監修者

日本大学病院 乳腺内分泌外科 助手 病棟医長
女性医療クリニックLUNAグループ 乳腺外科担当
医師 小関 淳

治療後

乳がんも他のがんと同様、再発のリスクがあります。乳がんはがんの中でも再発しやすいがんです。

特に、乳房温存術を行った場合には、小さながん細胞が乳房内に残っている可能性がありますので、治療後も放射線療法や化学療法により、再発リスクを下げる治療が行われます。

しかし、外科療法や化学療法などの治療により、完治する患者は乳がん全体の約5~6割で、約3~4割の患者が再発をします。

乳がんの再発は、手術後2~3年以内に起こることが最も多く、ほとんどが5年以内です。逆に、5年を超えると再発はほとんどみられなくなります。

稀に手術後10年後、20年後に再発するケースもみられますので、定期的に乳がん検診を受けることが大切です。

転移・再発乳がんの治療法

乳がんのリハビリテーション

リハビリ

乳がんの治療により、乳房だけでなくリンパ節も同時に郭清(切除)した場合には、腕がむくむ・腕が上がりにくいなどの後遺症が残る場合があります。

そういったケースでは、リハビリが必要になります。リハビリを継続的に行うことにより、神経や筋肉が復活し、元の状態に戻すことも可能です。

リンパ節切除後は怪我に要注意

乳がんの治療後は早期であるほど予後が良好ですが、進行度や状態によっては上記で見たように何らかの後遺症が残されることがあり、そのため日常生活でもいくつか留意すべきことが出てきます。

リンパ節切除により腕が上がりにくい状態になれば、自動車や自転車の運転またはハンドル操作を必要とする機械を使用することは注意が必要です。

特にリハビリにより腕の動作が回復するまでは事故を防ぐためにも控えるようにします。

また、リンパ節は身体の免疫機能を司る器官であるため、リンパ節切除により免疫力が低下します。

そのため、感染症にかかりやすい状態になっているため手に怪我をしないようにすることが大切です。手作業をする際には手袋を着用するなどの予防処置が必要です。

なお、一般に、がんは生活習慣の乱れが原因のひとつでもあるため、再発防止のために規則正しい生活を心がけることも重要です。栄養が偏らないようにバランスの取れた食生活を続け、特に肥満を避けるように留意します。

また、腕が上がりにくくなった状態を放置すれば筋肉が衰えてしまうため、肩や腕のリハビリを一定期間続けることが大切で、さらに適度な運動により体力を向上させることが大切です。

喫煙や過度の飲酒はがんを引き起こすリスク因子であるため、これらの嗜好は控えるようにします。

参考文献

  1. 国立がん研究センター がん情報サービス | 乳がん
  2. 公益財団法人 日本医療機能評価機構 Minds 有効性評価に基づく乳がん検診ガイドライン 2013年度版
  3. がん研有明病院 がんに関する情報 乳がん
  4. 国立がん研究センター がんの統計’15
  5. 慶應義塾大学病院 KOMPAS | 乳がん
  6. その他

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