水腎症

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2017.1.1

水腎症水腎症(すいじんしょう)とは、腎盂・尿管・膀胱・尿道のいずれかが何らかの原因で詰まってしまい、尿が通れないことにより、腎臓に尿が溜り拡張する病気です。

腎臓が拡張すると腎機能低下が起き、長期間続くと腎臓の細胞が委縮し、最悪腎臓の機能を全く失ってしまいます。

片方の腎臓のみ水腎症が起こっていれば、もう片方の腎臓でなんとか腎機能は維持されますが、両方の腎臓に起こると慢性腎不全となり、身体に老廃物がまわる尿毒症に発展します。 

がんの種類の中では、腎臓がん(腎細胞がん・腎盂がん)、膀胱がんなど、尿の通り道になっている臓器にがんが発生することで、がんの腫瘍が尿の通り道を塞いでしまい、水腎症になることがあります。

水腎症の症状・診断・治療法

腹痛

水腎症の症状は、原因や部位、また進行スピードなどによって異なります。

たとえば短期間のうちに尿路が閉塞した場合(急性水腎症)は、片側のわき腹から腰、下腹部にかけて「腎仙痛」と呼ばれる強い痛みが現れることがありますが、ゆっくりと進行している場合は無症状の人もいるほどです。

ただし一般的には、腰痛や尿量の減少、時々くるわき腹の鈍痛などの症状が多く見られます。また尿路感染症にかかって発熱することもあるほか、吐き気や嘔吐などの消化器症状が現れる人も少なくありません。

特に怖いのは、水腎症が尿毒症につながることです。尿毒症とは、何らかの理由で尿が体外へ排出されず、血中に老廃物が溜まってしまう状態で、意識不明などの脳障害にもつながることがあります。

さらに、水腎症を放置すると腎臓にも大きなダメージを与えてしまうため、早期の診断と治療が重要です。

水腎症の診断には、超音波やCTなどの画像検査のほか、尿道から柔らかく細い管を挿入する「膀胱カテーテル」という方法が行われることもあります。

この検査で大量の尿が膀胱から出てきた場合、尿路の閉塞が疑われます。水腎症の治療としては、原因となっている病気の治療が最優先となります。

がんの場合は、腫瘍を取り除くための手術や、腫瘍を小さくするための化学療法(抗がん剤)、放射線療法などです。ただし一刻も早い処置が必要な場合は、人工的に腎臓から管を使って尿を抜くこともあります。

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