若いうちからできるだれでもできるがん予防

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2017.1.1

がんは、日本人の死因のトップを占める病気です。

今や、日本人の2人に1人が生涯のうちに一度はかかるといわれるほど、誰にとっても他人事ではない病気となっています。

がんには遺伝性のものも一部ありますが、多くは長年の生活習慣が原因と考えられています。

ですから、まだ健康でいられる若い時期から予防の意識を高めておくことは、非常に大切です。

若いうちから誰でもできる、基本的ながん予防についてご紹介していきます。

すべてのがんのリスクを上げる「タバコ」をやめる!

がんには部位別にさまざまな種類がありますが、そのほとんどのリスクをほぼ確実に上げるとされる生活習慣が、喫煙です。

国立がん研究センターの予防研究グループが、日本人を対象に行なった調査によると、タバコを吸う人のがんリスクは、吸わない人の1.5倍であるという結果が出ています。

また、WHOが発表する「生活習慣とがんの関連」についてのデータによると、喫煙によって「確実」にリスクが上がるとされているのは、以下のがんです。

  • 口腔がん
  • 咽頭がん
  • 喉頭がん
  • 食道がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • すい臓がん
  • 肝臓がん
  • 腎臓がん
  • 尿路がん
  • 膀胱がん
  • 子宮頸部がん
  • 骨髄性白血病

このように見ますと、日本人のかかりやすいがんの多くが、喫煙と深い関係にあることがわかります。

特にリスクが高いのは、タバコの煙が直接入ってくる口腔や呼吸器、上部消化管などのがんです。

たとえば肺がんの発症リスクは、喫煙者は非喫煙者のおよそ4倍といわれていますし、喉頭がんにいたっては、患者さんの約97%が喫煙者というデータも出ています。

喫煙とがん死亡の相対リスク

また、タバコに含まれる有害物質は血液を通して全身をめぐるため、煙が直接触れない部位のがんのリスクも高めてしまいます。将来のがんを予防するためには、何はなくとも「禁煙」が第一です。

アルコールを過剰摂取しない!

お酒は「百薬の長」といわれるなど、タバコに比べると健康への害が少ないイメージがありますが、実際はさまざまながんのリスクファクターとなっています。

WHOの発表によると、アルコールは特に以下のがんのリスクを「確実」に高めるとしています。

  • 口腔がん
  • 咽頭がん
  • 喉頭がん
  • 食道がん
  • 大腸がん(男性)
  • 乳がん

お酒ががんリスクを高めるのは、アルコールを分解する際にできる「アセトアルデヒド」という物質が主な原因と考えられます。アセトアルデヒドは、発がん性のある有害物質で、二日酔いの原因でもあります。

特に、アセトアルデヒドを無害な物質へと変える酵素(アセトアルデヒド脱水素酵素)の活性が生まれつき弱い人は、それだけ有害な物質が体内に長くとどまりますので、発がんリスクが上がってしまうのです。

たとえば、お酒を飲むとすぐに顔が赤くなる人は、アセトアルデヒド脱水素酵素の活性が弱いタイプです。このような人は特に、お酒を飲みすぎないようにしましょう。

実はがんのリスクファクター!「肥満」を解消する!

喫煙や飲酒と並んで、がんのリスクを上げるとされているのが、肥満です。

WHOの発表によると、特に以下のようながんのリスクが、肥満によって「確実」に上がるとされています。

  • 食道がん(腺がん)
  • 大腸がん
  • 乳がん(閉経後)
  • 子宮体部がん
  • 腎臓がん
  • すい臓がん

肥満ががんのリスクを高める理由は、がんの種類によっても異なりますが、たとえば大腸がんの場合、運動不足によって腸の動きが悪くなり、発がん性物質が腸にとどまりやすくなることが一因と考えられます。

また肥満は、血中のインスリン濃度が高くなる「高インスリン血症」を招きやすく、これがさまざまながんのリスクを上げることも明らかになっています。

日本人の場合、欧米人と比べるとまだ肥満率はそれほど高くありませんが、ひと昔前よりは確実に増えているため、今後も注意が必要です。

もちろん、痩せすぎも良くありませんので、適正体重を維持できるように心がけましょう。

健康の基本!バランスのいい食事を心がける

毎日とる食事も、がん予防には重要です。

基本的には、色々な食品をバランスよくとっていれば問題はありませんが、特に以下のような食事に気を付けるようにしましょう。

塩分をとりすぎない

塩分のとりすぎは、高血圧のほか、胃がんのリスクを高めることがわかっています。昔から日本人に胃がんが多いのも、ピロリ菌の保菌率の高さとともに、塩分の過剰摂取が一因と考えられています。

特に、漬物や塩蔵食品(イクラ・タラコ・魚の塩漬けなど)は、ほどほどにとどめることが大切です。

赤肉や加工肉を食べすぎない

牛・豚などの赤肉や、ウインナー・ベーコンなどの加工肉が、大腸がんのリスクを高めるというデータが出ています。もちろん適量であれば問題ありませんが、過剰摂取にならないように気を付けましょう。

熱い飲食物をそのままとらない

煮立ったお茶やスープなどをそのまま飲み込むと、食道の粘膜が傷つき、食道がんのリスクが上がることが明らかになっています。熱すぎる飲食物は、適度に冷ましてからとるようにしましょう。

野菜や果物を意識して食べる

野菜や果物は、複数のがんのリスクを下げることがわかっています。

植物性の食品には、抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれているため、これが活性酸素から細胞のDNAを守ってくれる効果があると考えられます。不足しないよう、意識して摂取するようにしましょう。

ほかにも、適度な運動や紫外線対策など、さまざまながん予防がありますが、まずは上記を守るだけでも、将来の発がんリスクを低くすることができます。

若いうちから生活習慣に気を付けて、がんにかかりにくい体をつくりましょう!

参考文献

  1. 国立がん研究センター がん情報サービス | がん予防
  2. 書籍 がんの予防―科学的根拠にもとづいて (国立がん研究センターのがんの本)
  3. 国立がん研究センター 社会と健康研究センター がん予防法の提示 2016年8月31日改訂版 | 科学的根拠に基づく発がん性・がん予防効果の評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究
  4. その他

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