病院で受ける遺伝子検査の検査費用は?

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2017.1.1

遺伝子検査

遺伝子検査は病院や郵送検査(例:「MYCODE」のがん遺伝子検査)でも受けることができますが、気になるのがその検査費用です。

こちらのページでは病院で受ける場合の検査費用について解説しますので、郵送検査の場合はこちら(郵送で受ける遺伝子検査の検査費用は?)をご覧ください。

遺伝子検査は採取した血液や尿から遺伝子をどの程度まで詳しく調べるか(解析するか)によって、費用は大きく異なります。

遺伝子検査料金表(例)

例として、ある病院で行われている一般的ながん遺伝子検査における料金表を、下記表にまとめてみましたのでご覧ください。

検査項目 該当
FreeDNA濃度検査 ×
遺伝子発現解析 × ×
突然変異解析・DNAメチル化解析 × ×
がんリスク評価 × × ×
費用(税込) 約1万6千円 約10万円 約12万円 約20万円

最も検査費用が安いもので約1万6千円、もっとも高いものが約20万円となっており、検査する項目が多ければ多いほど高くなっています。

それぞれの検査項目について1つずつ解説してきたいと思います。

FreeDNA濃度検査

がん細胞によって正常な細胞が壊されると、死んだ細胞特有の遺伝子が血液中や唾液中に放出されます。この遺伝子はFree(遊離)DNAとよばれ、この遺伝子の濃度を調べることにより、がんの可能性を判定することができます。

遺伝子発現解析

遺伝子発現解析では、がん関連遺伝子(約47種類)が異常を起こしていないか調べることができます。

がん関連遺伝子とは、そのもの自体ががんを発現させるものではありませんが、がん関連遺伝子が異常を起こしていると、細胞が増殖する過程で異常な変異配列がコピーされ、がん化を引き起こすことがあります。

突然変異解析・DNAメチル化解析

人間の体の中では日常的にがん細胞が発生していますが、それらは免疫細胞によって抑制されています。これらはがん抑制遺伝子(p53・EGFR・K-ras遺伝子など)と呼ばれていますが、 それらの遺伝子に突然変異や異常がないか調べる検査です。

がん抑制遺伝子が変異やその他異常により正常に働かなければ、正常な細胞のがん化が抑制できなくなります。

がんリスク評価

上記、FreeDNA濃度検査や遺伝子発現解析、突然変異解析・DNAメチル化解析などを総合的に評価し、現在のがんのリスクを判定します。

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網羅的がん遺伝子検査の費用

がんの治療の効果を有効なものにするための網羅的がん遺伝子検査の費用について解説します。

分子標的治療と網羅的がん遺伝子検査

薬

がんは遺伝子の変異や異常が積み重なってがん細胞が発症し、増殖して進行していく病気です。

遺伝子の異常は人によってそれぞれ異なり、たくさんある遺伝子の中に、がんの発生や進行に大きく関わる「ドライバー遺伝子」という遺伝子がひとつ存在しています。

このドライバー遺伝子に作用する分子標的治療薬を用いるがん治療があります。分子標的治療は、上手く作用すると生存期間を大きく伸ばすことができる治療です。

分子標的治療薬は、標的とする遺伝子のみに作用するので、正常な細胞を攻撃することなく、副作用も少ない治療法です。

この分子標的治療薬は国内で承認されているもので約60種類、対象となる遺伝子は約30種類あります。

ドライバー遺伝子を特定し、その遺伝子に最も効果のある治療薬を選択するために行われる遺伝子検査が、最新の解析技術を用い、たくさんの遺伝子を一度に調べることのできる「網羅的がん遺伝子検査」です。

対象者はがんと診断され、現在治療を行っている方となります。がん組織から抽出されたDNA、RNA(核酸)と、血液中の白血球より抽出されたDNA、RNAを比較し、がんの増殖を制御するのに一番大きく関与している遺伝子の異常を見つけます。

OncoPrime(オンコプライム)検査(がんクリニカルシーケンス検査)

発生臓器が不明のがん、希少ながん、一般の治療では困難ながんにかかっている患者さんの、がん細胞の遺伝子に起きている変異を解析する検査です。

一度に200以上のがんに関連する遺伝子で起こっている変異を調べることができます。

遺伝子変異の結果から、治療に有効な薬の情報が解析され、国内未承認の薬や研究段階の薬、保険適応外の薬など一般的に保険診療で用いられる抗がん剤以外の薬の情報も得られます。

DNAが海外に送られて検査が行われます。検査で用いるがん組織によっては最後まで解析できない場合もあります。現在、オンコプライム検査は、3つの大学病院で行われており、その費用を以下の表にまとめました。

項目 A病院 B病院 C病院
検査の説明費用(検査を行わない場合も必要) 32,400円 記載なし 42,000円
検査費用 1,014,774円 883,980円 999,000円
途中で検査を中断した場合 品質検査後の中止:87,981円
解析開始後の中止:399,174円
343,980円 記載なし

費用はすべて税込みの価格です。保険適応外の自費診療で、検査を受けない場合でも、検査の説明を受けるだけで検査説明費用が約3~4万円かかります。検査費用は約90万~100万円とかなり高額です。

また、途中で検査が行えなくなった場合でも、行われたところまでの費用が約34万~88万円かかります。

検査を終えても有用な解析結果が出ない場合もあり、出た場合でも、かかっているがんに対して認められている保険診療でなければ、治療にかかる費用は自費となります。

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参考文献

  1. がん研有明病院 がんに関する情報 がんと遺伝
  2. 慶應義塾大学病院 KOMPAS | がんと遺伝
  3. 北海道大学病院 網羅的ながん遺伝子診断とは?
  4. 株式会社DeNAライフサイエンス MYCODE
  5. その他

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