肺がん・胃がん・大腸がんの遺伝要因と環境要因の割合

  • Facebook シェア
  • はてなブックマーク
  • LINE
  • Google+

2017.1.1

遺伝

がんをはじめ病気というのは、「遺伝要因」と「環境要因」が組み合わさって発症します。

よく「がん家系」と呼ばれる血縁関係がありますが、これは親のがんになりやすい体質(遺伝子)が子に受け継がれるためで、これは遺伝要因となります。

しかしがん家系であっても必ず全員ががんを発症するわけではありません。これはそれぞれの人で環境要因が異なるためです。ですので体質(遺伝子)が同一であっても、必ずしも同じ病気を発症するとは限らないのです。

遺伝要因と環境要因の割合【一覧表】

さて、病気の種類によっては、遺伝要因と環境要因の割合がある程度特定されているものがありますので、下表にまとめてみました!

病名 遺伝要因 環境要因
肺がん 14% 86%
胃がん 28% 72%
大腸がん 35% 65%
急性心筋梗塞 40% 60%
糖尿病 26% 74%

出典:1.N Engl J Med.2000 Jul 13;343(2):78-85. 2.デイビッド・B・エイガス、ジエンド・オブ・イルネス、日経BP、2013、P110-111

現代の日本人の死因第一位は「がん」となっておりますが、さらに種類別に分けると肺がん・胃がん・大腸がんの順に多くなっています。

上表では、大腸がんが遺伝要因35%となっており、もっとも遺伝性が高いがんであることがわかります。大腸がんは「家族性大腸がん」と呼ばれる種類があるほど、遺伝性が高いといわれています。

またがんではありませんが、急性心筋梗塞は遺伝要因40%と、大腸がんよりもさらに遺伝性が高い病気となっています。

がんはなぜ遺伝するのか?

遺伝

ではなぜがんは遺伝するのでしょうか?親と子は体質が似ているからという理由をもう少し詳しく解説したいと思います!

まずがんは健康な人でも毎日体の中で発生しています。しかしがんにならないのは、早期の内に体の中の「がん抑制遺伝子」ががんを死滅させてしまうからです。免疫と呼ばれたりもします。

しかしがんになりやすい人は、がん抑制遺伝子に生まれつき変異が認められます。つまり、がんの発生を抑制できなくなってしまうのです。

がん抑制遺伝子の中に入っている染色体は1対ずつあります。2本で1セットということです。遺伝的にがんになりやすい人は、この内の1本に変異があります。

このような染色体の異常は受精卵の時からありますから、体にある60兆個の細胞すべてに染色体2本の内1本が変異したものがコピーされます。ただし2本の染色体の内1本は正常に働いていますので、もう1本に変異があったとしてもすぐにがんを発症するものではありません。

しかし細胞が何度もコピーを繰り返しているうちに、何らかの原因でミスコピーが発生します。ミスコピーが発生すると、2本の染色体の内2本とも変異しているケースがあります。

こうなるとがん抑制遺伝子が正常に働かなくなり、細胞ががん化するきっかけになってしまうのです。

身体の中の細胞はすべて同じ遺伝子(染色体)から造られていますから、精子や卵子にもがん抑制遺伝子の変異が受け継がれてしまうため、がんになりやすい体質が遺伝してしまうのです。

がん遺伝子検査MYCODE-マイコード-
女性向け遺伝子検査キット

病院で検査を受けるのはもはや時代遅れになりつつあります...。病気になる前に遺伝子検査をして、自分が遺伝的にかかりやすい病気の傾向やリスク、そしてなにより予防に努めましょう!遺伝子は一生変わらないので、一生の内に一度検査すればOKです。⇒ 遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」をやってみた結果!?

  • Facebook シェア 0
  • はてなブックマーク はてブ 0
  • LINE 送る
  • Google+ 共有 0
関連記事
がんの闘病記・治療体験談

ページの1番上へ戻る