ブレオマイシン(ブレオ)の効果・効能・副作用など

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2017.1.1

【 基本情報 】
一般名 商品名 欧文略語
ブレオマイシン ブレオ BLM
薬の効果・効能 DNAの合成阻害による、悪性腫瘍の治療
代表的な副作用 発熱・血管痛・間質性肺炎・肺線維症・皮膚障害など
適応されるがんの種類 皮膚がん・頭頸部がん・肺がん・食道がん・悪性リンパ腫など・子宮頸がん

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ブレオマイシンの働きと効果・効能

ブレオマイシンは、「抗がん性 抗生物質」に分類される抗がん剤の1つです。日本化薬から「ブレオ」という注射薬として販売されており、静脈注射によって投与されます。

ブレオマイシンは、1966年に日本の梅沢浜夫博士によって開発された抗がん剤です。もともと福岡県の土壌から分離された放射菌を培養して得られた抗生物質で、半世紀ほどが経つ今でも多くのがんに対して活用されています。

ブレオマイシンはがん細胞のDNAの2本鎖を切断するほか、がん細胞の中で金属イオンと結びついて活性酸素(フリーラジカル)を発生させ、それによってDNAに損傷を与えるという作用も持ちます。抗がん剤につきものの骨髄抑制があまり見られない点が大きな特徴です。

適応となるがんは幅広く、皮膚がんや頭頸部がん、肺がん食道がん悪性リンパ腫、子宮頸がん(子宮がん)、神経膠腫、甲状腺がん、胚細胞腫瘍などに活用されています。

中でも「ABVD療法(ドキソルビシンビンブラスチンダカルバジンとの併用)」は、ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫)の標準治療となっています。

ブレオマイシンの副作用

咳

ブレオマイシンの副作用としては、肺障害が特徴的です。

投与された患者さんの約10パーセントに、間質性肺炎や肺線維症が見られ、時に重症化することもあります。特に60歳以上の高齢者や、肺に疾患を持つ人への投与には注意が必要です。

一方で、多くの抗がん剤に見られる骨髄抑制はほとんど現れません。また吐き気や嘔吐などの消化器症状も少ないため、予防策は基本的に必要ないとされています。

ただし皮膚や粘膜の損傷、発熱などが見られることがあります。多くは軽いものですが、まれに高熱にともなって腎不全が起こり、死亡に至る例も報告されていますので、慎重に経過を観察する必要があります。

その他、体質によっては投与中のアレルギー反応が出ることがあるほか、がん組織が急激に縮小することによる出血が見られることがあります。またABVD療法の場合、他剤による神経毒性などの副作用にも注意が必要です。

参考文献

  1. 書籍 がん化学療法の薬-抗がん剤・ホルモン剤・分子標的薬・支持療法薬-はや調べノート2017・2018年版 (プロフェッショナルがんナーシング2017年別冊)
  2. 添付文書
  3. インタビューフォーム
  4. その他

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