ランサップ400と800の違い

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2017.1.1

ピロリ菌

ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌に効果を発揮する武田薬品が製造販売しているランサップですが、これには400800という2つの種類があります。

では、ランサップ400と800はどこに違いがあるのでしょうか?それぞれの成分を、まず調べてみましょう。どちらも3つの薬で構成されています。

ランサップ400(1日分)

  • タケプロンカプセル30(ランソプラゾール)=2カプセル
  • アモリンカプセル250(アモキシシリン水和物)=6カプセル
  • クラリス錠200(クラリスロマイシン)=2錠

ランサップ800(1日分)

  • タケプロンカプセル30(ランソプラゾール)=2カプセル
  • アモリンカプセル250(アモキシシリン水和物)=6カプセル
  • クラリス錠200(クラリスロマイシン)=4錠

このランサップ400と800を比べてみると、タケプロンカプセルとアモリンカプセルは同じ量ですが、クラリス錠が400は2錠、800は4錠、という違いがあることが分かります。

クラリス1錠に、抗生物質であるクラリスロマイシンが200mg配合されていますので、ランサップの400は、クラリスロマイシンが400mg配合されているということ、ランサップ800はそれが800mg配合されているということになります。

クラリス錠2錠の差はどれほど大きい?

普通に考えると、クラリスロマイシンのmg数が多いランサップ800の方が400よりもピロリ菌の除菌率が高いように思えますが、実際のところはどうなのでしょうか?

ランサップを製造販売している武田薬品のホームページには、ランサップ400と800の臨床成績のデータが掲載されています。その臨床成績に基づいて、クラリス2錠と4錠ではどれほどの差があるのか考えてみましょう。データは以下の通りです。

胃潰瘍におけるピロリ菌の除菌率

ランサップ400 : 87.5%ランサップ800 : 89.2%

十二指腸潰瘍におけるピロリ菌の除菌率

ランサップ400 : 91.1%ランサップ800 : 83.7%

この臨床成績のデータを見ると、胃潰瘍におけるピロリ菌の除菌率はランサップ800の方が確かに高いものの、十二指腸潰瘍においてはランサップ400の方が除菌率は高いという結果が出ています。

ですから、このデータからするとランサップ400と800には、特に大きな差はないということが分かります。

それで、病院でピロリ菌が要因の胃炎や十二指腸潰瘍が発症しているという場合には、除菌率に大きな差がないということに加え、ランサップ400の方が薬価が安いという理由もあり、基本的にはランサップ400が処方されることが多いようです。

【 検査キット詳細 】
ピロリ菌検査キット
販売価格(税込)
4,351円
最新の価格は公式サイトからお確かめください。左の写真よりリンクしています。

参考文献

  1. 武田薬品工業株式会社 ピロリ菌のお話.jp
  2. 国立がん研究センター がん情報サービス | 胃がん
  3. 国立がん研究センターのがんの本「胃がん」
  4. 公益財団法人 日本医療機能評価機構 Minds 有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン 2014年度版
  5. その他
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