肺がんの5年生存率~医学的な病状の見通し~

手術で切除できた、あるいは抗がん剤や放射線治療などで消えたと思われても、肺がんは再発の危険性が非常に高いがんです。もともとがんのあった場所からの再発も多いですが、脳や骨、肝臓、副腎などの肺から離れた臓器へ遠隔転移していた腫瘍が大きくなって再発してくることもしばしばです。

肺がんが再発すると、以前の治療で行った抗がん剤や放射線が効きにくくなっているケースが多いため、治療の選択がより難しいものとなります。その場合は抗がん剤の種類を変更し、また転移腫瘍の部位が限られていると判断された場合は非常にまれですが再手術を行うこともあります。

肺がんの5年生存率

全がん協部位別臨床病期別5年相対生存率(2007〜2009年診断症例)より引用

肺がんは日本のがんで亡くなる人の死因の第1位(2016年)となっており、その5年生存率は、図の肺・気管の項に示すとおりです。ただ、がん細胞の種類(組織型)で、肺腺がん・肺扁平上皮がん・肺小細胞がんに分類した場合、5年生存率にも大きな差があることがみて取れると思います。

いずれにしても肺がんは非常に予後の悪いがんであることがわかると思います。肺がんは非常に転移しやすいがんであるため、見つかったときにはすでに転移があって手術できないケースが多いこと、また、たとえ手術ができたとしても、みえない場所にすでに転移しているケースが多いこと、が影響しているものと思われます。

  • メディカルノート
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