上顎洞がんのステージ・病気の進み方・悪化の仕方

上顎洞にできたがんは、進行するにしたがって周囲の組織に浸潤していき、上顎洞を覆っている骨や眼窩・脳・頭蓋底・咽頭にまで広がります。

頸部リンパ節への転移は、比較的少ないとされています。

上顎洞がんのステージ・進行度

上顎洞がんのステージ(進行度)は、がんの広がり・転移の有無により、下記のように分類されます。

上顎洞がんのステージは一般的にTMM分類と呼ばれる分類法が使われ、ステージ0~IV期に分けられます。Tは原発巣(上顎洞に生じたがん)の大きさや広がり、Nは首のリンパ節の転移の程度、Mはその他の臓器(肺、骨、肝など)への転移の有無を指します。

ステージによって、治療の選択や予後の見通しが変わります。

T

状態

Tis

上皮内がん(がんが上皮内にとどまっている)

T1

がんが上顎洞粘膜にとどまっている

T2

骨吸収または骨破壊を伴う、がんが硬口蓋(口の天井の硬い部分)および/または中鼻道に進展する

T3

がんが次のいずれかに浸潤する:上顎洞後壁の骨、皮下組織、眼窩底(眼のスペースの底面)または眼窩内側壁(眼のスペースの内側面)、翼突窩(上顎洞後方のスペース)、篩骨洞(上顎洞の隣の副鼻腔)

T4a

がんが次のいずれかに浸潤する:眼窩内容前部、頬部皮膚、翼状突起(上咽頭の外後方の骨)、側頭下窩(上顎洞外側後方のスペース)、篩板、蝶形骨洞(最後方の副鼻腔)、前頭洞(頭側の副鼻腔)

T4b

がんが次のいずれかに浸潤する:眼窩尖端(眼球のスペースの後方)、硬膜(脳を包む膜)、脳、中頭蓋窩、三叉神経第二枝以外の脳神経、上咽頭、斜台

 

N・M

状態

N0

頸部リンパ節転移がない

N1

がんと同じ側の単発のリンパ節転移で最大径が3cm以下かつ節外浸潤(リンパ節の表面を破ってがん細胞が外に広がる所見)がない

N2a

がんと同じ側の単発のリンパ節転移で最大径が3cmをこえるが6cm以下かつ節外浸潤なし

N2b

がんと同じ側の多発のリンパ節転移で最大径が6cm以下かつ節外浸潤なし

N2c

両側またはがんと反対側のリンパ節転移で最大径が6cm以下かつ節外浸潤なし

N3a

最大径が6cmをこえるが節外浸潤なし

N3b

臨床的節外浸潤あり(個数は問わない)

M0

遠隔転移がない

M1

遠隔転移がある

 

ステージ

状態

ステージ0

Tis N0 M0

ステージI

T1 N0 M0

ステージII

T2 N0 M0

ステージIII

T3 N0 M0、 T1-3 N1 M0

ステージIVA

T1-3 N2 M0、 T4a N0-2 M0

ステージIVB

T4b Nに関係なく M0、 Tに関係なく N3 M0

ステージIVC

Tに関係なく Nに関係なく M1

上顎洞がんの治療では、手術・放射線療法・化学療法を併用します者併用療法)進行がんでは広範囲の切除が必要となりますが、上あごや眼球をできるだけ温存できるよう、術前や術後の化学放射線療法などを組み合わせて治療を行います。

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