悪性リンパ腫とは

悪性リンパ腫とは

悪性リンパ腫とは、体の中にある免疫細胞であるリンパ球ががんに変異したもので、血液の三大悪性腫瘍(白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫)ひとつとして数えられている疾患です。

以前は血液のがんは不治の病として恐れられていましたが、放射線療法や化学療法新しい治療法である造血幹細胞移植や分子標的薬などによる治療によって、治すことも可能になってきました。

リンパ球とは白血球の一種あり、リンパ球の細胞には、T細胞・B細胞・NK細胞があります。リンパ球は、体内に侵入したウイルスや細菌を退治するなど、体の免疫システムにおいて重要な役割を担っています。

悪性リンパ腫にかかると、リンパ球ががんに変異することにより、リンパ節やリンパ管ががん化し、リンパ節の腫れやしこりとなって症状が現れす。

リンパ系は全身をめぐっているため、悪性リンパ腫は全身のどこにでも発生する可能性があり、リンパ節やリンパ管だけでなく、臓器に発生することもあります。

日本では年間約1万3,000人が罹患し、年間約9,500人の患者さんが死亡します。40歳以上で罹患率が高くなり、高齢になるほど罹患率が上がります。まれに子どもに発症することもあります。

ちなみに悪性リンパ腫という呼び名ですが、リンパ腫は、ほとんどが悪性であるため、リンパ腫悪性のがんということになります。

全身を蝕む悪性リンパ腫

私たちの体は、病院にかからなくても病気を治したり、異物を排除したりすることができます。これは免疫と呼ばれる防衛システムのおかげです。体の中に免疫があるおかげで、外側から逐一介入しなくても自然に健康守ることができるのです。

体の中にはリンパ管とリンパ節がめぐっており、これらは異物を排除するはたらきをしています。このはたらきのおかげで、がん細胞が出てきたときにがんになる前に殺すことができます。ただ、殺す相手をリンパ管の中に流入させる形になるため、がんがリンパ節自体に転移することもあります。

また、このリンパ節自体ががんになることもあります。リンパ節が腫れてしまったとき、良性であればリンパ節炎、悪性であればリンパ腫と呼ばれます。これは、血液のがんのひとつであり、白血病多発性骨髄腫ともに血液の三大悪性腫瘍として位置付けられます。

免疫としてのはたらきをしている器官であるため、がんになると全身の免疫力が低下します。その点も悪性リンパ腫の怖さです。

外見から区別することが難しく、多くの場合自覚症状もないため、早期発見が難しいという難点があります。

ただし、血液検査やCT検査などで異常が見つかり、そこから発見されることも多く、基本的な体調管理ができているかが早期発見の鍵を握っているようです。

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