骨肉腫

癌と肉腫の違い

癌は、すべての臓器・組織から発生しますが、その由来により呼び方が違います。皮膚や胃・腸の粘膜など上皮性細胞から発生した悪性腫瘍を「癌」(英語ではcancercarcinoma)、筋肉・線維・骨・脂肪・血管・神経など非上皮性細胞から発生した悪性腫瘍を「肉腫」(英語ではsarcoma)、造血臓器から発生した白血病や悪性リンパ腫などに大きく分類されます。

がんと癌の違い

平仮名の「がん」には、漢字の癌、肉腫、白血病や悪性リンパ腫などが含まれます。一方、漢字の「癌」は癌腫と同じで、肉腫や悪性リンパ腫は含まれません。したがって、一般に「がん」とは、悪性腫瘍(悪性新生物)全般のことで、胃癌や肺癌のような癌と白血病や骨肉腫のような肉腫のことを示します。

骨について

骨は主成分がカルシウムでできており、表面は骨膜に覆われ、内部には骨髄があります。

骨肉腫について

骨肉腫は骨に肉腫(腫瘍)が発生したもので、原発性悪性骨腫瘍です。特徴的な症状は骨の痛みです。

骨肉腫は骨にできる癌で、以前は不治の病として恐れられている病気のひとつでした。しかし、最近では医学の進歩によって、早期に発見できれば、十分に治療することも可能ながんとなっています。

骨肉腫は原発性悪性骨腫瘍のうちもっとも頻度が高く、日本では骨肉腫を発症するのは年間200人程度(人口100万人に3人の発生率)とされています。15歳前後の若い世代に発症しやすく、10歳台で約60%、20歳台で約15%を占めるといわれています。

骨肉腫患者が死亡する主な原因となるのは、骨肉腫が肺に転移したことによります。ですから、骨肉腫の治療の成功には、肺への転移をいかにして防ぐことができるかが大きなポイントとなります。

骨肉腫の治療法としては、以前は骨肉腫が生じた腕や脚などの四肢切断や関節離断が基本でした。しかし、最近ではがん細胞によって変異した骨を取り除いた後に、人工関節や自分の骨を移殖する再建手術によって、肢体温存が可能なケースが大半となっています。

骨肉腫の予後は近年改善されてきており、以前まで予後が悪いといわれていた肺への転移がみられる場合でも、約5割~7割は5年以上生存しているという結果が出ています。

骨肉腫の症状としては骨の痛みがありますが、初期段階では、ほとんど気にならない程度の痛みなので、見過ごされることも少なくありません。しかし、症状が進むと、ズキズキとした強い痛みに変わってきます。

上記のような症状がある場合は、早めに病院に行くようにしましょう。それが、骨肉腫の早期発見につながります。

がん保険の資料請求ランキング
(5月集計)をご紹介

  • チューリッヒ生命
  • メットライフ生命
  • メディカルノート
  • メディカルノート 医療相談
本サービスにおける情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、必ず適切な医療機関を受診して下さい。
本サービス上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねます。